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黒田清輝《舞妓》1927年 東京国立博物館蔵 重要文化財 Image: TNM Image Archives特別展「白馬、翔びたつ─黒田清輝と岡田三郎助─」は、“日本近代洋画の父”と呼ばれる黒田清輝と、黒田と志を同じくし、のちに洋画界の巨匠となった岡田三郎助という2人の洋画家の交流の軌跡を紹介する、初の展覧会だ。鹿児島出身の黒田清輝は、法律家を志して19世紀末のフランスに渡るも、その地で出会った西洋美術に魅了され、本格的に洋画家を目指すことに。明るくみずみずしい「外光表現」をフランスから日本に持ち帰り、国内に大きな衝撃を与えた。
岡田三郎助《あやめの衣》1893年エルメスイヤリングコピー ポーラ美術館蔵黒田の清新な画風に共感と憧れを抱いた洋画家のひとりが、佐賀生まれの岡田三郎助だ。岡田は1894年に黒田と知り合って洋画を教わり、のちに黒田とともに、日本の美術界を牽引する洋画団体「白馬会」を結成することになる。本展では、日本近代洋画の草創と発展の中心的役割を担った黒田清輝と、繊細・優美な女性像を描いた岡田三郎助の交流に着目しつつ、その画業を紹介。黒田清輝《舞妓》(重要文化財)や岡田三郎助《あやめの衣》など、ふたりの代表作の数々を楽しむことができる。
ラファエル・コラン《若い娘》1894年 福岡市美術館蔵さらに、黒田や岡田が師事したフランスの画家ラファエル・コラン、ふたりと親しく交流し、同時代を生きた藤島武二や和田英作といった洋画家の作品もあわせて紹介する。展覧会概要特別展「白馬、翔びたつ─黒田清輝と岡田三郎助─」